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タイ料理の理想の場所が鎌倉だった【kuriyum/鎌倉】

『kuriyum(クリヤム)』は毎月上旬下旬で変わるランチメニューが楽しみなのだけど、夏になると、人気の『カノムチンナムヤー』が食べられる。冷やしたカレーに素麺をつけ、つるつるっといく、夏らしい麺料理だ。


「タイでは麺に直接カレーをかけて食べますが、うちでは食べやすいようにカレーと素麺を分けてお出ししています。具の魚はナマズ。生の香辛料、プリッキーヌやガチャイを使った辛めのカレーです」と店主の河栗雄介さん。



食べ方は日本式素麺と同じだけど、ナマズの出汁と香辛料やハーブが複雑にミックスしたつけ汁の力で、ひと口ごとに違った味わい。うまっ!からっ!と食べているうちに完食。辛いものに弱い方は、途中サラダをはさんで、舌を落ち着かせた方がいいかも。



2018年に、長谷から鎌倉駅の近くに移転した『kuriyum』。河栗さんは鎌倉の出身だが、独立して店を持つのは東京で、と考えていたそう。


「ずっと都内で働いていたので、地元で開業することは考えていなくて……。休みの日には自転車で都内を走り回り、タイ料理が似合う町がないか、しばらく探しました(笑)。鎌倉に戻ったのは、神社仏閣があり、市場があり、地産地消が根付いていて、というタイに似た理想の場所だったから。毎朝レンバイに行くんですが、朝どれの空心菜が手に入る場所なんて滅多にないでしょう」。



料理の専門学校を卒業し、都内のカフェレストランで働きはじめ、25歳からタイ料理に的を絞って働ける場所を探し、『ティーヌン』の池袋や銀座店でタイ人シェフのもとで働いた。その後、恵比寿のアジアンダイニング『coci』のシェフを経て、独立。ほぼ毎年タイに渡り、料理の幅を広げている。2020年も海外渡航禁止前に、チェンマイでタイ北部の料理を食べ歩いてきたそう。



「鎌倉や三浦の地場野菜と、タイから取り寄せる生の香辛料を使って、本場の味を再現しています。ただ、ここで食べておいしいものにしたいので、少し軌道修正はしています」。


夜は一品料理を中心にビールに合うメニューがずらり。その中からおすすめの2 品をつくってもらった。


「『ヤムマクア』は、タイ料理の修行をはじめたころびっくりした料理。これをご飯のおかずにするのか、と(笑)。タイでは焼きナスの上に挽き肉や野菜をのせますが、ウチでは全部和えています。『サーヌア』はチェンマイの旅から生まれた新しいメニューです。《サー》は北タイ方言で和えること。牛肉と野菜をスパイスとナンプラーで和える北独特の料理で、ミントをちぎって一緒に食べるのがおすすめです」。

  


食べやすい盛りつけや、味が馴染むよう和えたり、というシェフのひと手間が「少し軌道修正」ということなのだろう。その心遣いが料理の味をぐっと上げていると感じる。




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鎌倉市御成町11-13 第一興産26 号館1F 11:30 ~ 14:30(L.O.)/ 17:30 ~ 20:00(L.O.)

水曜、第2・4火曜定休 

カノムチンナムヤー1,180 円(夏のランチメニュー、季節野菜のヤムと生春巻付き)、ヤムマクア980円、サーヌア1,100 円

*営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。


《最新情報はこちらでご確認ください》

http://kuriyum.com/


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