
逗子市役所からすぐの場所にある『dessert cafe HACHIDORI~デザートカフェ ハチドリ』は、パフェマニアが連日訪れる《聖地》だ。その魅力は、グラスの中に美しいオブジェを閉じこめたような芸術品のようなパフェ。お客さんに注文したパフェがサーブされる度に「うわぁ」とか「かわいい」という歓声が上がる。そしてインスタ用に上から横から斜めから撮影、という一連の儀式が終わり、そろそろとスプーンを入れたらグラスの底まで感動が続く。

取材時の最新イチゴパフェは、『イチゴのパフェ 赤ワイン、フロマージュと共に》。店主の神通佑輔さんは「パフェ全体の姿をイチゴのイメージで考えた」と言う。
「イチゴのパフェは毎年春から初夏にかけて何種類か作りますが、同じものは2度とは出さないですね。飽きちゃうのではなく、毎回、改善点が見つかるので、新しい素材や方法を取り入れたものが作りたくなります」。 このイチゴのパフェは、なんと11種類もの素材が使われていると聞いてびっくり。イチゴの粒々はホワイトチョコ、グラス内面を赤いラズベリーソースで染め、下から順番に生イチゴ、ミントジュレ、赤ワインソルベ、クランブル、イチゴのチーズケーキ、イチゴのミルクアイスを重ねていく。そしてイチゴのヘタの部分はミントの葉、抹茶チョコレート、ピスタチオアイス。そしてイチゴに止まるピンクの蝶々のチュイール。

「イチゴは素材として生はもちろん、加工もいろいろできるし、洋風和風どちらのアレンジにできる果物。それにやっぱりイチゴは好きな方が多いので、パフェの内容を組み立てるのは楽しいです。ひとつの素材を食べてもいいですし、隣り合う素材は味を引き立て合うものにしているので、ぜひ一緒に味わって下さい」。

もうひとつは秋冬に登場する温かいグラタンパフェのイチゴバージョン。パイシューの中にイチゴのグラタンが入っているユニークな一品。このパフェにも7種類もの素材が隠れているのだ。アイスクリームやソース、ジュレにチュイールやクランブルなどの焼菓子も、全部神通さんの手づくり。パフェを食べる時間はせいぜい10分~15分だけど、すべての素材の調理時間を合計したら膨大なもの。そう思うと、ひとつひとつの自家製素材の味を楽しむべし。

「料理を作るのが好きだったので、最初は西鎌倉の『レ・シュー』に入り、パティシェとして修業をしました。ほとんどの技術を学ばせてもらい、その後、都内のレストランでデザートやウェディングケーキの部門で働きました。ちょうど独立を考えていた時、たまたまデザインチックなパフェをやっている店を知り、すごく可能性を感じたんですよね。これなら自分の経験が全部生かせるし、新しい分野だと思いました」。
常に4種類のパフェをメニューに載せ、ひとつを1~2か月の周期で入れ替えている。オープン以来3年で50種類以上のパフェを提供してきた。ひとりで4種類全部食べて帰るお客さんも珍しくないとか。
「はじめる前は思いもしなかったパフェの可能性が分かってきて、ますます面白くなってきました。絵画を思わせるフランス料理の一皿のように、グラスで美しいパフェを表現していきたいですね」。

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逗子市逗子5-5-10 11:00〜17:00 ※売り切れ次第終了 不定休
イチゴのパフェ 赤ワイン、フロマージュと共に¥1,580、温かいイチゴのグラタンパフェ1,380円(税込)パフェとセットでドリンク100円引き。 ※パフェは数に限りがあるので、電話゙予約がおすすめです。予約は営業日の10:00~10:45/18:30~19:30 翌月の営業日は毎月半ばにHPに掲載
*営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。
《最新情報はこちらでご確認ください》
http://dessertcafehachidori.favy.jp