『ちがさき牛 齋藤牧場』から2キロほどの場所にあるレストラン『Fika Room~フィーカルーム』。以前の店の名前がうっすら看板に残る古めかしい店構えを見ると、知らない人はいささか入りにくいかも。しかし最近では「ちがさき牛の絶品メニューが食べられる店」としてジワジワとその名が広まり、つい最近、台湾からここまでちがさき牛のステーキを食べに来たお客さん!もいたそうだ。

オーナーシェフの岡田光司さんは、横浜のインターコンチネンタルホテルの洋食部門で修業した後、独立して横浜にカフェを開店。2014年に縁あって茅ヶ崎に移転し、レストランとして再スタートした。
「ここで店をやるからには、近くで手に入る食材で、料理をしたかったんです。国産牛は県内産のものをいくつか食べてみましたが、中でもちがさき牛がダントツでおいしかったですね。ただ、店をはじめたころは、出荷数が少なかったので、一ヶ月待ってください、ということもよくあり、なかなか提供できなかったんです。でも最近は切らすことなく仕入れられるようになりました」。

ちがさき牛のおいしさをシンプルに楽しみたいなら、やはりステーキがいちばん。ほどよく脂がのった上ロースや肩ロースは、余分な脂も筋もきれいに掃除されてレア状態まで焼かれ、サーブされる。食べながら熱い鉄板の上でじんわり火が通っていく、その肉の変化を味わうのもまた、ちがさき牛のうまさのうちなのだ。すりおろしタマネギをたっぷり使った醤油ベースの自家製ソースをつければ、ご飯もどんどんいける。

「ロースの部分もおいしいんですが、ちがさき牛の赤身は、味がしっかり感じられるので、赤身のモモ肉の方が好き、という方も多いんですよ。ランチタイムにお出ししているグリル丼はモモ肉を使っているので、ステーキとはまた違ったおいしさがあります。ちがさき牛は値段が安いところも魅力ですね。黒毛和牛のステーキといえば通常、うちの1・5倍、2倍の値段だと思いますが、少しでも安く食べていただけるのは、店としてもうれしいことなんです」。

撮影はしなかったけど、こちらのハンバーグステーキは、ちがさき牛と高座豚の合い挽きだ。その高座豚は、店の近所で豚を成育しながら直売している『みーとはうすKANEKO』の豚肉。こだわりの生産者同士の牛肉&豚肉コラボレーションの最強ハンバーグだ。
「幸運にもいい牛肉、豚肉が近所で買えるほか、野菜もいいものがたくさんあります。主に使っているのは、地元生産者の無農薬栽培の野菜や、農協の直売所、自宅の菜園のものです。肉料理の次は、おいしい地元野菜を使ったウチならではのメニューを出したいので、どの野菜でどんな料理をつくろうか模索中です」。

定番メニューのほかに、ときどきちがさき牛のビーフカツやカレーなどが、ひょっこり期間限定で登場しているので、店のSNSは要チェック。取材の日はナシゴレンが登場してたし、タイのグリーンカレーも絶品らしいので、アジアンメニューも遭遇したら絶対食べたい!

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茅ヶ崎市堤73-5 11:30 ~ 14:00(L.O.)/ 17:30 ~ 21:00(L.O.)水曜定休 P5台(共用)
ちがさき牛の上ロースステーキ(130g)3,250 円、ライス・サラダセット400 円、ちがさき牛と地野菜のグリル丼1,450 円(ランチ限定)
*営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。
《最新情報はこちらでご確認ください》
http://cafe-fika-r.com/