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タイ南部の朝はカオヤムからはじまるのだ【Thai Pinto タイピント/伊勢原】

2年前にはじめて訪れたとき、お店の前の駐車場で、赤青白のサインポールがクルクル回っているのを見て驚いたのを憶えている。それはすぐ隣にある理髪店のものなのだが、偶然にもこれ、タイの国旗と同じ色なのだ。 ぼくはそのサインポール越しに、『ThaiPinto』の写真を撮って、とんでもないスクープをものにした記者のような高揚感に包まれながら、インスタにアップしたのだが、残念なことに「いいね!」はほとんどつかなかった(笑)。

伊勢原駅からやや離れた場所にあるにも関わらず、常連が増えつづけているのは、店主ティムさんの料理の腕と、温厚な人柄に惹かれてのことだろう。


「タイの味を知ってほしいので、日本の方に合わせて味を変えるようなことはしていません。そもそも自分の好きな味じゃない料理をつくることなんて、できないですよ」。



畑仕事が大好きで、お店で使う野菜やハーブもできるだけ栽培。「野菜のほかにバジル、パクチー、ミント、ウコン、唐辛子もいっぱい。よく使うレモングラスは30株くらい植えています」。


ティムさんと、いっしょに働くサワラクさん姉妹は、タイ南部、マレーシアとの国境に近いソンクラー県出身。子どものころから毎日のように食べていた朝食が、『カオヤム』という混ぜごはんだ。



ジャスミンライスのまわりに美しく並べられているのは、茹でたまご、じゃこ、いんげん、レモングラス、バイシャプー葉(日本にはないほろ苦いハーブ)、バイマックルー(コブミカンの葉)、赤パプリカ、黄パプリカ、きゅうり、干しエビ、ココナッツの実という11種類の具。



「今日はないけど、爽やかな酸味のある青マンゴーが入ったら、さらにおいしくなりますね!」とティムさん。別皿に魚やエビ、タマリンドなどでつくったナムブードゥという甘いタレ、唐辛子、レモンの調味トリオが用意されているので、それらをごはんにかけてよーく混ぜて、ガーッと頬張るうちに、あまりのおいしさに目が覚めて、栄養満点な野菜やハーブから一日のエネルギーがチャージされる、そんな魅力にあふれた朝食なのである。


『ThaiPinto』に来たら、スパイスやハーブを挽いてゼロからつくり上げる『レッドカレー』もぜひ。「ペーストを使うタイプのレッドカレーもメニューに載せていたんですが、もうみなさん、こっちしか頼まなくなってしまったので、ペーストの方はやめました(笑)」。

『ゲーンペッ(辛いスープ)』という現地名どおり、しっかり辛くて、それでもスプーンが止まらなくなるほど香りが鮮烈で、味わい深い。 あの赤青白サインポールは、「ここで本場のタイ料理が食べられます!」って目印なんだな、やっぱり。


#伊勢原・海老名・秦野 #エスニック #タイ料理 #伊勢原 #カレー

伊勢原市沼目1-96-1 ローズガーデンヒルズ1F


11:00~14:30/17:00~20:30 水曜、第3木曜定休 P8台 カオヤム1,100円、レッドカレー1,100円、ピーガイトード(手羽唐揚げのレモングラス風味)800円、アボカドサラダ(甘酸っぱいヤムダレで)700円

※営業時間や料金、定休日などは変わっていることもありますのでご確認ください。

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