ふーがを訪れたときに、いつも決まって、おいしい焼き餃子や水餃子と一緒に注文するのが角煮丼だ。薄味の料理が多いこの店では珍しく、豚の角煮はしっかりした甘辛醤油八角風味で、まあごはんの減りが早いのなんの。

これは店主・太田桜さんの故郷である台湾の花蓮(ファーリェン)で、子どものころから慣れ親しんだ家庭の味だという。これくらい大ぶりな肉がのっている丼は、魯肉飯(ルーロウファン)ではなく控肉飯(コムロウファン)と呼ばれるそうだ。
「豚バラ肉がこってりしているから、ショウガをたっぷり使うのが、うちの特徴。味を染みこませるために、煮てから一晩置いて、翌朝に湯せんします。本当は湯せんとは違うんだけど、ちょうどいい日本語がないの。あのね、台湾には『蒸す』と『煮る』の間に、あとふたつくらい、日本語にできない動詞があるのよ(笑)」。

メニューには角煮を加えた餃子もあり、それと角煮丼を両方とも食べてしまう熱烈角煮マニアも多いとか。なるほど、次回はそれだな。


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秦野市南矢名1丁目17-1 11:00~21:00 営業は火・木・土曜 P3台
角煮丼セット900円(スープ、泡菜、デザート付き)、単品は580円。角煮餃子420円、薬膳スープ餃子580円