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混ぜるほどうまいベトナム式冷麺【Xích Lô本鵠沼店/藤沢】 

 Xích Lô本鵠沼店の人気ヌードルメニュー『焼肉ビーフン』。ビーフンという名前は、中華風の料理のようだけど、ベトナム語の正式名称は「ブンティットヌン(Bun Thit Nuong)」というポピュラーな汁なし麺。ブンが麺の種類、ティットが肉、ヌンが焼くという意味だ。平打ち麺のフォーと違い、ブンは丸麺タイプの米の麺。わかりやすくするためにメニュー名をビーフンとしたそうだ。



 ブンの上に、焼肉、モヤシ、レタス、キュウリにダイコンとニンジンのなます、大葉、砕いたピーナッツがのってサーブされる。別添えのタレは、ニョクマムがベースの甘酸っぱいタレ。それを一気にバシャッとかけて、麺と具とタレの一切合切をよーく混ぜ合わせるのだ。野菜たっぷりのサラダ麺のようだけど、焼肉がたっぷりのっているので、なかなかのボリューム。酸味の効いたタレと、しっかり味つけされた焼肉の味がミックスされ、さらにおいしさの相乗効果が生まれる。そう、じゃんじゃん混ぜるほどにうまくなる麺なのだ。食欲が落ち気味になる夏でもスルスルと食べられるのがいい。

「味の決め手はやっぱり焼肉ですね。シーズニングソースをベースにしたタレに、生のレモングラスをたっぷりいれた漬けダレを作り、豚の肩ロース肉を3日間漬け込みます。それくらい漬け込まないとおいしくならないんです」と店長の佐々木修さん。  

 

 焼肉の仕込みを見せてもらった。タレのベースにびっくりするぐらいの量の刻んだレモングラスを入れ、大きな塊の肩ロース肉をスライスして、1枚ずつ漬けダレを丁寧になじませていく。漬け込みが終わった豚肉は、強火で香ばしく焼き上げる。それをハサミで細くカットして、野菜と一緒に麺にのせれば、焼肉ビーフンの出来上がりだ。


「ブンやフォーの麺類は、ベトナムでは屋台で食べる軽食なので、家庭ではあまり食べません。でも僕は2歳のときに日本に来たので、もっぱら母が家で作ってくれる家庭料理のひとつでした。うちの店の料理はすべて母のレシピで作っていますので、ベトナムの家庭料理としてお出ししています」。  


 料理上手なお母さん、グエン・ティ・ハイさんのもと、長男の修さんをはじめ、5人の子供たちはみんな小さいころから料理が好きだったそう。その腕を生かし、家族が協力して3つの店を営んでいる。また、畑を借りてレモングラスやパクチー、ヘチマなどの野菜やハーブも栽培し、店でも使っているそうだ。ときどきお父さんが作っている《パパパクチー》が店で販売されているので、見かけたらぜひお買い求めを。


「店をはじめたころは、日本でも知られていた生春巻やフォーを食べる方が多かったんですが、最近は生春巻より揚春巻、フォーよりブンを選ぶ方が増えてきたのはうれしいですね。それにパクチー好きな方が増えたのもビックリです。ベトナムではパクチーよりスイートバジルやノコギリコリアンダーのほうがポピュラーなんですが、パクチー増し増しで!というオーダーがすごく多いです」。  ビーフンには揚春巻や、つくねをトッピングしたものもある。また夜メニューには、焼肉、揚春巻、つくね全部のせのビーフンもあるので、全部混ぜてみたい欲求がふつふつと。


#藤沢 #XichLo本鵠沼店 #エスニック #ベトナム料理 #Vietnamese #restaurant #xichlo #ベトナム家庭料理シクロ #本鵠沼 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Xích Lô本鵠沼店 藤沢市本鵠沼3-12-30 藤沢ビル2F 11:00 ~ 14:30(L.O.)/ 17:30 ~ 22:00(L.O.)、日曜のみ11:30オープン 月曜定休 ※祝日は営業、翌火曜夜が休み P1台 

《テイクアウト情報はこちらでご確認ください》 https://www.facebook.com/vietnam4960/ 焼肉ビーフンのランチセットは生春巻と日替わりのサラダ、副菜がついて1,250 円、単品は800円 *営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。

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