平塚の花水川べりに2019年の春オープンした『NEWROSE』。ちょっと他にないタイプのカレーと、お酒に合うおいしい料理がいろいろ食べられる店だ。

オーナーの小西健司さんは『GARA中海岸』のマネージャーと『GoldenBub』店長を経て独立。2店での経験を生かし、さらに際立った個性を持つ店を作り、人気を呼んでいる。 「カレー屋をやりたいと思ったのは、『GARA』でインド人シェフが作る賄いカレーが大好きだったからです。その日ある材料、冬瓜とチキンとか面白い組み合わせでササッと作ってくれるんですが、それがとにかくおいしくて。今思えばインドの家庭料理なんですが、うちのカレーも毎日食べていたあのカレーをベースにしています」。

テーマは《モダンジャパニーズカレー》。ナンではなく、日本の米に合うカレーを追求し、試行錯誤の後、定番3種類が生まれた。そのひとつが『#2 モダンレモンチキン』。
「さまざまな食材でスープや出汁をひいていたとき、いただいた鯛でとった出汁とスパイスを合わせたら、スパイスに負けずに鯛の風味が残ったんです。鯛と相性のいい鶏ひき肉と鶏ナンコツを合わせ、レモンの酸味を加えて、これだ!と思えるカレーになりました」。

『#1 NEWROSE流バターチキンカレー』は、本来のレシピでは使わないタマネギを多く使って、その甘みを生かした。チリペッパーは使わずに、日本人好みのスパイス、フェネグリークを入れている。まろやかでコクのある甘口なので、子どもでも食べられる。逆にガツンと辛口ウマウマなのが、『#3 ホテルビーフ』。小西さんが尊敬する伝説のカレー屋『GHEE』のビーフカレーへのオマージュとのこと。

「『GHEE』のカレー+牛スジの煮込みからヒントを得て、生まれたカレーですね。牛スジを4時間半ぐらいトロトロになるまで煮込み、その出汁に赤ワインや赤味噌を入れたルーで仕上げます。どのカレーもごはんに合うことを第一に考えるので、米選びは時間がかかりましたけど、いまは青森産の『青天の霹靂(せいてんのへきれき)』を使っています。もちもち感がほとんどなく、キレのあるお米です。外国米ほどではないけどサラッとしているので、カレーにピッタリなんです」。

どのカレーにするか迷ったら、ダブルチョイスがおすすめ。ふたつの味が楽しめる上に、両方をミックスすると第3のカレーに変身。 「ぼくもいろいろ混ぜて食べていますが、絶対においしくなりますね。スパイスの相乗効果なのかな。組み合わせは自由なので、どんどん混ぜちゃってください」。

また、カレー以外の料理もおいしいもの揃いなので、カレーだけで済まないところがこの店の恐ろしいところ(笑)。とくにタンドールで焼いてくれるラムやチキン、スペアリブは絶品。また大磯の『たいようまるかじり』など近隣の農家の野菜を、インド風に寄せた一品や、クラフトビールに合う料理も豊富だ。 「『Barbaric WORKS』と『ヨロッコビール』を1種類ずつ開栓しているので、ビールと料理だけでも大歓迎です。ふらっと寄ってくださいね」。

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NEWROSE 平塚市撫子原4-17 11:30~14:00 (L.O.)/ 17:30 ~ 21:00(L.O.)日・第1、第3月曜定休 P3台
ホテルビーフ1,100円、モダンレモンチキン1,100 円、ダブルチョイスカレー1,300 円、ラムチョップクミン2本1,480円~、地きゅうりとフレッシュハーブのサラダ カルダモン風味580円、クラフトビール ハーフ700円~、ほうじ茶のチャイ600円 《テイクアウト情報はこちらでご確認ください》 https://www.facebook.com/NEWROSECURRY/ *営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。