店主の田野雄介さんがバックパッカーの旅をしていた20代のころ、シンガポールで出合ったのが海南鶏飯。毎日オイリーな食事で疲れていた胃に、海南鶏飯のやさしい味わいが染み渡った。その感動が忘れられずに帰国後、何度も試行錯誤しながら自分で再現してみたと言う。
「実家が洋食屋だったので料理は好きでしたね。一時はキャンプへ行っても海南鶏飯を作るほどハマり、友達からはいまだに《キャンプで食べたアレ》って言われてます(笑)」。
ついには脱サラして、2009年に中央林間で海南鶏飯をウリにした店まで開いてしまったのだから、まさに人生一寸先は鶏。そして2018年に大磯へ移転し、海南鶏飯は日曜の名物ランチとなった。


海南鶏飯を注文すると、最初に出てくるスープとサラダからして、《オマケではない感》も《ただものではない感》もむんむん。白濁するまで時間をかけてとった鶏出汁で炊いたライスも、茹でた鶏モモ肉も、ガツンと濃厚な味わいなので、まずはそのままタレをつけずに頬張ってほしい。

そして3種類のタレ(ネギ生姜、醤油系、ラー油系)をそれぞれチラリと鶏肉につけて食べてから、2種類混ぜ×3組をひと通り楽しみ、最後に全部をガーッとミックスして何とも言えない複雑美味を満喫するのがおすすめ。


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大磯 ワイン食堂ぶんがらや
大磯町大磯1982-5
営業時間17:30〜22:30、金・土曜17:30~23:00、日曜12:00〜17:00
月・火曜定休
《海南鶏飯などの最新テイクアウト情報はこちらでご確認ください》 https://www.facebook.com/bungara.oiso/
日曜限定の海南鶏飯ランチはスープ、サラダ付きで1,000円。単品980円は日曜以外いつでも注文可。前菜おまかせ盛り合わせ600円〜、グラスワイン500円〜