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窯からチーズまで全部手づくり【Pure cari/茅ヶ崎】

 ピッツァの修業より先に「薪窯を作ってみたい!」という熱意からすべてがはじまった。ピッツェリア誕生のきっかけは、ワーホリで行ったニュージーランドでの農園滞在体験。

「農作業を手伝う代わり、部屋と食事を提供してもらえる《WOOF~ウーフ》に夫婦で参加したんです。収穫時期ではなかったので、宿泊施設を建設する大工仕事がメインでしたが、薪を割って煮炊きしたり、食べ物から住居までなんでも作ってしまうことに感動しちゃって」と話す『Pure cari』店主の深瀬敦・由起子さん。 



 帰国後すぐに薪窯を置ける場所探し。伝手を頼って見つけたのが縁もゆかりもない静岡市の物件。煉瓦を大量に買ってきて、設計図もなしに敦さんの頭の中のイメージだけで堅固な薪窯を完成させた。となると、いよいよピッツァが焼きたくなる。しかし修業経験がないふたり、ゼロからの独学スタートだ。  イタリア製の粉から国産の粉まであらゆる小麦粉を取り寄せ、「いやになるほど」試作を重ね、ついに北海道・南富良野産のハルユタカだけで作る手ごね生地が、満足できる出来映えに。ハルユタカ100%にこだわったのは「どの粉よりも甘みがあり、焦げた部分も苦みを感じないほどピッツァに最適な粉だったから」と敦さん。薪窯造りから2年を経て、ついにピッツァ専門店がオープンした。


「ひっそり開店したものの、徐々に常連さんも増えてきました。チーズも自家製で作りはじめ、軌道に乗ってきたのに、店を立ち退くことになって……。それでまた物件を探し、茅ヶ崎に移転してきたんです」。   窯の煉瓦をバラバラに解体し、再び土台から積み上げた。店の内装も夫婦で大工仕事を行い、約1年かけて店を再生。2017年5月にニュー『Pure cari』が復活。「また店がやれることになりました!とチーズ造りのためにジャージー牛の牛乳を送ってくれる『白木牧場』さんに連絡したら、自分のことのように喜んでくれて泣けました」。 


『Pure cari』のピッツァは独特の個性がある。レーズンから起こした天然酵母で作る生地は、手で持ち上げるのが不可能なほど繊細でやわらかいが、焼き上がりはフワッとパリッと。そして軽い。 「もうこれ以上ない、と満足できるほどの生地はなかなかできないですね。表面はサクッと、中はしっとりもっちりして、噛まなくても口の中でとろけるような感触のピッツァが僕の理想です。そういうものが毎日作れないといけないと思っています」。 

 


 いちばんのおすすめは自家製のフレッシュなモッツァレラチーズをたっぷりのせた白いピッツァ『ビアンカ』。通常のピッツァで使うチーズの倍の量、120グラムほどのチーズがのり、かけるのはオリーブオイルと塩。まさにできたてのチーズを味わうためのピッツァだ。 ピッツァはトマトソースを使う《ロッソ》が主流だけど、チーズ製造ピッツェリアだからこそ、この真っ白いピッツァをドーンと紹介したいのだ。



「白木牧場に聞いたら、3月ぐらいまでが牛乳も旬の時期だそうです。夏は乳脂肪分が4.9パーセントのところ、冬から春にかけては5.9パーセントも!チーズのコクも増し増しで、焼きたてのトローリ具合が、たまらないですよ」。  乳脂肪分がピーク!のモッツァレラチーズがアツアツトロトロになったアレ、お願いします! 


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Pizzeria Pure cari

茅ヶ崎市東海岸南5-1-11   営業時間12:00 ~ 14:00(L.O.) / 17:30 ~ 21:00(L.O.)  火曜定休、月曜ディナー休 

《テイクアウト情報はこちらでご確認ください》 https://www.facebook.com/Chigasaki.Pizzeria.Purecari/




ビアンカ1,350 円(ミニスープ、サラダ付)※スープとサラダがセットになるのは平日ランチ限定。マルゲリータ1,250 円、チーズ盛り合わせ950 円


*営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。


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