アメリカのどこかの街から、そのまま持ってきたようなダイナミックなハンバーガー。そんな看板メニューのハンバーガーの存在感に隠れ気味ながら、たっぷりと具を重ねて絶妙のハーモニーを味わう『BY THE WAY』のアメリカンスタイルのサンドイッチは、ハンバーガーにまったく引けをとらない味だ。

とくに手間ひまかけて作る自家製コンビーフと、レタスやトマト、オニオンに、トロリと溶けたチェダーチーズを豪快にはさんだ 『自家製コンビーフ&チェダーのサンドイッチ』は、一度食べたらやみつきになる味。肉汁したたるジューシーなコンビーフと瑞々しい野菜の甘み、とろとろのチェダーチーズの塩気を、もちっとした食感のパン、チャバッタでサンド。大きく口を開けてガブリといけば、思わず空に向かって「うまい!」と声が出るおいしさなのだ。

コンビーフというと、脂の多い塩漬けほぐし肉の缶詰めを想像してしまうけど、このサンドイッチに使うコンビーフ(CORNED BEEF)は、缶詰とはまったく違うもの。ホットサンドや、ザワークラウトをはさむルーベンサンドに使われるアメリカ料理の定番食材でもある。
オーナー石川誠さんのコンビーフの仕込みは豪快だ。10キロ近くあるアメリカンビーフのバラ肉を、まるごと塩とミックススパイスで調味し、2日間冷蔵庫に寝かせる。1週間以上、漬け込み液に浸して完成させるコンビーフもあるが、こちらでは野菜とビールを入れたスープでゆっくりと加熱して仕上げる。牛肉がホロホロに柔らかくなったころが、最もおいしい、でき上がりの合図。 「だいたい4〜5時間ぐらい煮込みますね。牛肉はしばらく固いままなんですけど、ずっと煮込んでいくと、ある瞬間に急に柔らかくなるんです」と石川さん。ビールを入れて煮込むのも、修業時代に習ったレシピそのまま。このコンビーフの仕込みには、特別な思いがあるらしい。

「昔、サービス担当として働いていたレストランで出していたコンビーフのうまさに衝撃を受け、どうしてもこれを作ってみたい、と思ったんです」。コンビーフをきっかけに、サービス担当から科理人に転身、まさに人生の大転換だった。 「店を開くとき、コンビーフには自信がありましたが、中身以上に大事なのがパン。最高のパンを求めて、ずいぶん探しました。まだ店もなく、なんのツテもなかったのに、快くパンのオーダーを受けてくれたのがベーカリー『POURQUOI?(プルクワ)』さんでした。開店以来、サンドイッチには『POURQUOI?』のチャバッタを使っています」。

本来、アメリカンタイプのサンドイッチは、食パンを使うのが一般的だが、力強い具材に負けず、相性もいいモチモチした食感のチャバッタを選んだ。その組み合わせこそ『BY THE WAY』のオリジナル。ここでしか食べられない味だ。「すべての材料が、いいバランスをとりながらおいしい料理になる。料理人として、そういうモノ作りをしていきたいと思っています。音楽で例えれば、レッチリのような、ミクスチャー・ロック、ですね(笑)」。

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----------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 茅ヶ崎市松ヶ丘2-10-22
営業時間11:00 ~ 14:00(L.O.)/18:00 ~ 21:00(L.O.)日曜定休、その他不定休あり 《テイクアウト情報はこちらでご確認ください》 https://www.facebook.com/americandinerbytheway/
自家製コンビーフ&チェダーチーズのチャバタサンドイッチ 1,550 円(税込)
※営業時間や料金は、変わっていることもあります。