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土曜のお昼に食べた焼きうどん【おもて珈琲/辻堂】

 辻堂駅西口から歩いて10分ほどの場所にある『おもて珈琲』は、カフェと呼ぶよりは喫茶店、の方がしっくりくる、どこか昭和の香りがする店だ。ここの名物は『ぼりゅーむうどん』。いわゆる焼うどん、ではあるけれど、ほかでは食べられないタイプの、ほんのりエスニック風の焼うどんなのだ。


「祖母が世田谷にあったとんかつ屋で働いていたんですが、その店で出していたメニューなんです。その作り方を母が祖母に教わって、子供のころから家でよく食べていました。土曜日に学校から帰ってきて、これをお昼に食べるのが、すごく楽しみでしたね。焼うどんとは、こういう味だと思って育ったので、大人になってからほかの店で食べた焼うどんが、醤油味だったときは、びっくりしました」と、店主の橋本菜津子さん。



 喫茶店の開業を夢見て、県内の数店舗で修業した後、2009年にこの店をオープンした。食事のメニューを考えていたとき、お母さんにすすめられたのが、『ぼりゅーむうどん』。今はもう存在しない東京のとんかつ屋の人気メニューの味が、祖母から母、孫の橋本さんへと受け継がれ、この店で《復活》したというわけだ。絶対に欠かせない具の三本柱は、卵、ニラ、もやし。ここにキャベツ、シメジ、ニンジンと豚肉が加わる。


「よく、どんなスパイスを使っているんですか?と聞かれるんですが、調味料はカレー粉、ソース、ケチャップと塩に、炒めるときにゴマ油を使うだけ。どこの家にもあるオーソドックスな調味料と食材だけで作っているのに、珍しい味、と言われるのが面白いですね。ナポリタンやクリームパスタなどの食事メニューも出してみたんですが、それでも常にこれがいちばんの人気(笑)。何度食べても飽きない、と言う方もいますし、毎週必ず食べに来てくださる方が何人もいるので、ずっと続けていこうと思っています」。



「どこの町にもある、ごく普通の喫茶店をやりたい」と思い、橋本さんは20代から喫茶店修業をスタート。シブ目の店作りも、喫茶店修業の経験が生きている。コーヒーの注文が入ると、それまでの笑顔から一変してキリッと真剣な顔つきになり、その一杯の抽出に集中しているのがよく分かる。



「ペーパードリップで一杯ずつ、直接カップにコーヒーを淹れる方法も、最初の店でおぼえた方法です。ネルドリップやコーヒーマシンもひと通り経験しましたが、この方法がいちばん好きですね。ハンドドリップは作業のひとつひとつに意味があって、淹れる人の癖も含めて、面白さを一番ダイレクトに感じられるから好きなんです」


 オリジナルブレンド『オモテコーヒー』は、ブラジル、コロンビア、ホンデュラスをブレンドした中煎りタイプ。毎日飲んでも飽きない味わいだ。店で使うすべての豆は、厚木の『パイオニアコーヒー工房』で焙煎してもらっている。店主の橘川明子さんとは女性同士で年齢も近いということもあって、コーヒーについては全幅の信頼でお願いしているそう。




「深煎りで香りも味も濃い『オモテクレッシェンド』もブレンドしてもらいましたし、新メニュー作りにも頼りにしています。常に新たなことに挑戦される姿に刺激されますし、橘川さんから届く最高のコーヒーを、きちんとお客様に提供しなきゃ!という緊張感を持ってやっています」。


#辻堂 #おもて珈琲 #焼きうどん #ぼりゅーむうどん #パイオニアコーヒー工房 

おもて珈琲 茅ヶ崎市浜竹3-6-16 営業時間11:00~19:00 月・火曜定休


omotecoffee.amebaownd.com



ぼりゅーむうどん680円、オモテコーヒー500円 ※14:30までのランチタイムはうどんとセットでコーヒーが300円に。 *営業時間や料金、定休日などは変わっていることもあります。

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